凱旋門を観に「ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)」− ニューヨーク旅行

ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ニューヨーク|ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)

「ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)」は、凱旋門で有名な公園です。
地下鉄で移動し「アスター・プレイス・ステーション(Astor Place Station)」から歩いて行ってみました。

春目前、まだ雪の残るニューヨークをふらっと観光シリーズ
今回は「ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)」 です。





アスター・プレイス・ステーション(Astor Place Station)に到着

アスター・プレイス・ステーション(Astor Place Station)
アスター・プレイス・ステーション(Astor Place Station)
この駅入口のデザインも素敵で、見とれていたら、通りがかりのオジサンに「今何時??」って話しかけられました。
入り口は、ニューヨーク市営地下鉄になる前の3つの異なる鉄道会社のうちのひとつ「都市高速交通会社(Interborough Rapid Transit Company)」のキオスクを再利用したもの。
駅構内のデザインもモザイク画があり独特で、かつての女子トイレ(表示そのまま)は、現在売店になっていました。

左の建物は、リンカーンが「クーパー・ユニオン演説」を行った1859年完成の「クーパー・ユニオン(Cooper Union)」です。
近くには「一風堂」があり、行列ができていました。



アスター・プレイス(Astor Place)

アスター・プレイス(Astor Place)
アスター・プレイス(Astor Place)
中は空洞で、押すと動く(回る)「トニー・ローゼンタール(Tony Rosenthal)」さんのキューブ型のオブジェ「アラモ(Alamo )」
ニューヨークにはトニーさんのパブリック・アートが4ヶ所にあるそうです。

トニー・ローゼンタール(Tony Rosenthal)
Web:http://tonyrosenthal.com/


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)に到着

ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
住宅地を抜けて、雨上がりの公園に到着。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
この数日で、「ニューヨークの公園=リス」が定着しました。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
「ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)」が見えてきました。



ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)に到着

ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)|ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
凱旋門は、公園の北側の入り口にあります。
元々は、1889年、ジョージ・ワシントン大統領就任100周年を祝うために、期間限定で石膏と木で作られたそうです。
凱旋門が人気だったため、パリの「エトワールの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)1806年」をお手本に有名な建築家「スタンフォード・ホワイト(Stanford White)」が設計し、現在の大理石の凱旋門が1892年に完成。

エトワールの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)
こちらは、ローマの「コンスタンティヌスの凱旋門」をモデルとしています。

スタンフォード・ホワイト(Stanford White)
マディソン・スクエア・ガーデンなどニューヨークで様々な建築の設計を手掛けた米国の建築家。
1906年、大富豪「ハリー・ソー(Harry Thaw)」の妻「イヴリン・ネスビット(Evelyn Nesbit)」を巡る3角関係により、ハリーによってマディソン・スクエア・ガーデンで射殺されました。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)|ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
一番上を見上げると、凱旋門を作った理由が書かれています。
凱旋門の下では、男性2人が、歌を歌っていました。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)|ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
東側のアーチの彫刻は、Hermon A. MacNeilの作品「Washington as Commander-in-Chief, Accompanied by Fame and Valor (1914〜16) 」

建設中、東側のアーチ部分で、1803年と刻まれた墓石、遺体、お棺が発掘されたそうです。
これはここが公園となる前に、墓地として使用(1825年に閉鎖)され、19世紀初めに流行した黄熱病の病死者など、現在までに2万以上のご遺体が眠っており、調査によると、1799年の墓石にまで遡れたということからも理解は納得できますが、少し怖いです。
ヘルシンキで訪れた「古い教会公園(Vanha kirkkopuisto)」もかつては墓地(戦死およびペストによる病死者など)だったところで、公園内には墓石がかなり残っていましたし、、、墓地→公園への転用は、普通にあるのことなのでしょうか。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)|ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
ワシントン・スクエア凱旋(Washington Square Arch)
西側のアーチは、A. Stirling Calderの作品「George Washington as President, Accompanied by Wisdom and Justice(1917〜18)」


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
公園内からみた凱旋門。
こちらは彫刻も少なく、簡素な印象です。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
凱旋門の近くには、大きな噴水があります。
最初の噴水は1852年に完成し、現在のものは1872年に作られたそうです。
奥に見える美しい鐘楼の教会「Judson Memorial Church」も気になります。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)|ジュゼッペ・ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi)の像
ジュゼッペ・ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi)の像
1888年に設置。


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
雨がやんで暫く経ったからか、どんどん人が増えてきました。
晴れた日は、様々なアーティストがいて楽しめる公園なので、機会があったらまた来てみたいです。

この後、「イースト・ビレッジ(East Village)の散歩」に行きました。


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2017年3月


ワシントン・スクエア公園(Washington Square Park)
Web:https://www.nycgovparks.org/parks/washington-square-park/monuments/1668


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