サン・セバスティアンでバル巡り!絶対食べたいピンチョス12選

小さな街のサン・セバスティアンに、美食家が世界中から食べ歩きに訪れる街として、成功した要因はいくつかあると思いますが、興味深いのはレシピを弟子に伝授するのではなく、多くの人に公開し、街のみんなで食文化を発展させていったことです。

実際にサン・セバスティアンの本屋に行くと、レシピ本がたくさん並んでいて、有名バルの人気料理のレシピを、誰でも簡単に学ぶことができます。
そんなサン・セバスチャンでバル巡りをしたら、絶対に食べたいピンチョスをご紹介します。

せっかくバスク地方に訪れているのでサン・セバスティアンのお隣、ビルバオのオススメのピンチョスもピックアップしました、こちらもぜひお試しください!

日本語のメニューがないお店でも、写真を見せるとスムーズに注文できると思います!!
ご参考までに、どうぞ!!

美食の街サン・セバスティアンでピンチョス祭り!シリーズ
今回は「サン・セバスティアンでバル巡り!絶対食べたいピンチョス12選」 です。



1.サン・セバスティアン




1-1.「カサ・センラ(CASA SENRA DONOSTIA)」揚げたてコロッケ

いろいろ食べましたが、揚げたてのコロッケが一番のオススメです。
サクッと香ばしい衣の中はホクホク。小さめなので、いくつもいけそう。
写真はイベリコハムのコロッケです。



1-2.「ガンダリアス(Gandarias)」 〜 牛サーロインのピンチョス

ガンダリアスでは牛サーロインがオススメ。
小さいステーキといったところでしょうか。
しかも日本の牛肉に慣れていると、海外では美味しい牛肉に出会ったことがないのですが、このピンチョスはとっても美味しかった。
肉の臭みもなく程よい脂身で甘く、岩塩がかかっていて甘さを引き立ててくれます。
普段牛肉をそれほど好んで食べないですが、このピンチョスは満足の一品でした。



1-3.「ガンバラ(Ganbara)」〜 カニのタルト

ガンバラのカニのタルトは、カニの旨味がギュ〜っと詰まってクリーミーさがあります。
注文をするとバーナーでさらっとあぶってだしてくれるので、温かく美味しさがさらに増します。
バルをはしごしてお腹が満たされていても、小ぶりなのでぺろっと食べることができます、ぜひ試してみてください。



1-4.「ゴイスアルギ(Goiz-Argi)」〜 海老の串焼き

ゴイスアルギのエビの串焼きは、絶対に外したくない一品です。
鉄板で焼く大ぶりのエビはもちろんプリプリで、ニンニクソースと絶妙にマッチしています。
スッキリフレッシュなチャコリとピッタリ。
何本でもいけます。



1-5.「シリミリ(Sirimiri Gastroleku)」〜イベリコ豚セレクトの鉄板焼き

シリミリは、有名なバル「アタリ」の隣にある姉妹店です。
アタリよりも若者向けで、気さくな雰囲気と音楽が流れる居心地の良さが人気だそうです。
シリミリでは、イベリコ豚セレクトの鉄板焼きがオススメ。
「秘密(SECRETO)」というイベリコ豚1頭で、少量しか取れない部位の鉄板焼きです。



1-6.「バル・スポルト(Bar Sport)」〜 フォアグラ焼き

バル・スポルトでは、フォアグラがオススメです。
多くのお客さんが注文していましたが、臭みがなく濃厚なフォアグラは絶品。
こちらのバルは、大きなテレビがあってサッカーのある日は観戦ができます。
地元のサッカー好きと一緒に地元のチームを応援するのとお店に一体感ができてとても盛り上がります。



1-7.「チュレタ(Txuleta)」〜 牛肉のピンチョス

チュレタはサン・セバスティアンの本屋さん「DONOSTI LIBRERIA」で見つけたピンチョスの本「la senda del pintxo(ピンチョスの道)」に掲載されているのを見つけて行ってみました。
こちらでは、牛肉のピンチョス「Pintxo de Txuleta」がオススメ。
串に刺さって食べやすく、塩で味付けしてるだけのようですが、ジューシーで食べごたえたっぷりです。



1-8.「セルコ(ZERUKO)」〜 タラの炙り焼き

セルコは、科学的なアプローチで調理した新しい分子料理で有名です。
こちらの写真の「タラの炙り焼き」は外せません。それぞれの素材が一体化して想像を超える味を体験できます。
他のピンチョスも見たことない目新しいものが多く、他のバルにはない魅力がたくさんあり、何度でも足を運びたくなります。



1-9.「ボルダ・ベリ(Borda Berri)」〜 ほほ肉の赤ワイン煮とチーズリゾット

ボルダ・ベリでは、ほほ肉の赤ワイン煮とチーズリゾットが人気です。
ほほ肉の赤ワインにはじっくりと煮込まれていてやとても柔らかく濃厚なソースがたまらない。マッシュポテトと一緒に食べるとクリーミーな味わいになってさらに絶品です。

チーズリゾットは、イディアサバルチーズを使用していて、酸味と甘味があり、少しスモーキーな香ばしい風味のある味わいです。
つぶつぶはお米のような形をしていますが、ショートパスタを使用していてお米にはない食感も楽しめます。



1-10.「バー・チャペチャ(Bar Txepetxa)」〜 アンチョビが名物

こちらは、アンチョビが人気。
アンチョビだけでも何種類もあります。
野菜を刻んだソースやカニクリームのソースなど、酸味のあるアンチョビとの相性が抜群です。



1-11.「ベルガラ(Bergara)」〜 創作ピンチョス

ベルガラ(Bergara)は、創作ピンチョスが豊富なお店です。
バルが集まる旧市街から少し離れたところにありますが、行ってみる価値があります。
2012年に、ピンチョス1位になった「チャルーパ(Txalupa)」もおすすめですが、写真のマッシュルームのリゾット フォアグラのせがお気に入りです。



1-12.「ラ・ビーニャ(La Viña)」〜 バスクのチーズケーキ

日本でもバスクのチーズケーキは手軽にコンビニでも買えますが、クリーミーで濃厚なここのチーズケーキを食べたら、絶対に忘れられなくなります。
店内に入りきれない人たちも、店の前でお皿とワイングラスを抱えて、チーズケーキを食べながらおしゃべりを楽しんでいます。


2.ビルバオ

2-1.「ラ・オラ(La Olla)」〜 2018年のコンテストで優勝したタラのピンチョス

ラ・オラ(La Olla)は、種類が豊富でカウンターにたくさんのピンチョスが並んでいます。 ピンチョス好きには、テンションの上がるバルです。 そして、おすすめは写真の、スモークしたタラと、ニンニク、塩、チーズをのせたもので、こちらは、 2018年のコンテスト「Pinchos de Bacalao del Casco Viejo de Bilbao」で、優勝したピンチョスです。


2-2.「ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ(La Viña del Ensanche)」〜 「ホセリート」のタパス

ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ(La Viña del Ensanche)は、「卵黄、フォアグラ、マッシュルームとマシュポテトのミニスキレット」が人気ですが、 もう一つ、ぜひ食べていただきたいのが、ハモン・イベリコの中でも最高峰と称される、3大ブランドの一つで1860年創業の「ホセリート(Joselito)」のタパスです。
甘くて口の中で溶けるような生ハムです。


2-3.「グレ・トキ(Gure Toki)」〜 焼き鳥?!

グレ・トキ(GURE TOKI)は「ヌエバ広場(Plaza Nueva)」の回廊にある1982年に開業した比較的新しいバルです。
こちらは広場で一番人気のバルで、まるで焼き鳥のような、串に刺さったチキンがおすすめ。
カップの下にあるのはマッシュポテトです。


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2018年4月


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