無料なのに見応えあり!オーストラリア最古の美術館「ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)」 − メルボルン旅行

メルボルン|ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)

「ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)」は、1861年にオープンした、オーストラリア最古の美術館です。

「ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)」は、フェデレーションスクエアにあるアボリジニーなどのオーストラリア国内の作品のみを展示した「イアンポッターセンター(Ian Potter Centre)=NGVオーストラリア」と世界の絵画や美術品を集めたサウスバンクの「NGVインターナショナル」の2箇所に分かれています。
今回は「NGVインターナショナル」に行ってみました。

入館無料ですが見応えありで、とても満足できました。

世界一住みやすい都市メルボルンで年越のカウントダウンシリーズ
今回は「ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)」 です。




1.ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)の外観

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
正面のガラスには、個展が開催されている「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」の作品「Carp」が泳いでいます。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
入り口のガラスの壁には、水が流れています。
美術館側からみると、こんな感じ。



2.1階(Ground Level)

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館のアプリより引用


2-1.ロビー

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
入ってすぐの「ロビースペース」には、こちらにも「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」の作品がありました。

入って左奥には、ミュージアムショップ「NGV DESIGN STORE」があり
右側には



2-2.預け荷物用のカウンター

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
カウンターがあります。
荷物があったので、まずはこのカウンターで
大きな荷物だけ預けて、早速上の階へ美術館の探索に向かいました。


2-3.カフェスペース「GALLERY KITCHEN」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
1階のカフェスペース「GALLERY KITCHEN」は、開催中の「エッシャー(Escher)」展に合わせて、幾何学模様の仕様になっていました。


2-4.ミュージアムショップ「NGV DESIGN STORE」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ロビースペースの奥のミュージアムショップ「NGV DESIGN STORE」は、たくさんの素敵なグッズがありました。


3.2階(Level 1)

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館のアプリより引用


3-1.たくさんの古伊万里焼が展示されている日本美術ギャラリー

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
こちらは、日本美術のアートギャラリー「ポーリン・ガンデル日本美術ギャラリー(Pauline Gandel Gallery of Japanese Art)」。

「ポーリン・ガンデル(Pauline Gandel)」さんは、メルボルン在住の大富豪で、日本の芸術品の著名な収集家。
オーストラリアにおける日本美術、茶道を通じた日本文化の紹介・普及に寄与されたとして平成26年に旭日小綬章を受賞されています。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
去年、古伊万里焼が130作品追加されたことで
古伊万里コレクションとしては国外で最大規模を誇るそうです。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
18世紀初期のもの。



4.3階(Level 2)

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館のアプリより引用



4-1.BRITISH & EUROPEAN COLLECTION 17TH−18TH C

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「François Marie Poncet」の作品「Venus」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)



「速描きのルカ」と呼ばれた画家の作品

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「速描きのルカ (Luca, Fa-presto)」と呼ばれた画家「ルカ・ジョルダーノ(Luca Giordano)」の作品。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「St Sebastian being cured by Irene」
矢を射られた「セバスティアヌス (Sebastianus)」を、聖イレーネが介抱している様子でしょうね

「セバスティアヌス (Sebastianus)」は、前回の旅行シリーズで訪れたスペインのバスク地方「サン・セバスティアン」の守護神です。



ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
イタリアの風景画家「ベルナルド・ベッロット(Bernardo Bellotto)」の作品「Ruins of the Forum, Rome」。

ローマのフォロ・ロマーノの風景ですね。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「クレオパトラの饗宴(The Banquet of Cleopatra)」
バロック最後期のイタリアの画家「ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ(Giovanni Battista Tiepolo)」の作品



4-2.美しいステンドグラスの天井「DECORATIVE ARTS PASSAGE」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ステンドグラスの美しい天井。


4-3.期間限定の展示「A MODERN LIFE TABLEWARES 1930S–1980S」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
こちらの展示「A MODERN LIFE TABLEWARES 1930S–1980S」では、イギリス、アメリカ、日本そしてヨーロッパにおける大手メーカーとデザイナーによる1930年代から1980年代までの作品を特集しています。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
イギリス・ブロードハースト社(J. BROADHURST & SONS)のお皿たち。
デザイナーは「キャシー・ウィンクル(Kathie Winkle)」

中央は「Michelle」のプレート
右は「カリプソ(Calypso)」のケーキ皿
手前は「VISCOUNT」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
アラビア社(Arabia)の作品たち
「ウラ・プロコペ(Ulla Procopé)」のデザイン。
「バレンシア(Valencia)」シリーズ

アラビア社(Arabia)

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
インダストリーデザイナー「エヴァ・ゼイセル(Eva Zeisel)」の作品。
「Fantasy」シリーズ。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
こちらはスウェーデンの陶器メーカー「ロールストランド(Rörstrand)」のもの。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「マリアン・ウェストマン(Marianne Westmann)」デザインの「Picknick」シリーズ


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
キャロット柄


美しく飾られている食器たち

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ディスプレイされた後ろの壁には、日本的な景色が映し出されていました。
お皿の模様も、自然のものをモチーフにしてあるようです。

右の上から2番目の作品は、米国ケンウッドの元社長で知られている「ジョージ荒谷」が創立したアメリカ発祥のブランド「ミカサ陶器」のお皿。
アメリカではよく知られたブランドで、家庭でも使用されているそうですが、日本では業務用として一流のホテルやレストランで使用されているようです。

ミカサ陶器
Web:http://mikasa-japan.com/
※現在は、丸利玉樹利喜蔵商店が「ミカサ」の生産を継承


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
丸い取手が可愛らしいのは「MANCER」の製品。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
一番上にあるのは「グスタフスベリ(GUSTAVSBERG) 」の、木のモチーフが有名な「ベルサ(BERSA)」シリーズ。
個人的には復刻版より、こちらのヴィンテージの柄の方が好きです。

グスタフスベリ(GUSTAVSBERG)
Web:http://gustavsberg.jp/



4-4.INTERNATIONAL COLLECTION 19TH-20TH C

「アンディー・ウォーホル(Andy Warhol)」の自画像

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
左は「アンディー・ウォーホル(Andy Warhol)」の「自画像No.9」 1986年作
1987年2月の彼の死のほんの数ヶ月前に描かれた自画像
右は「Loti Smorgon」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「エドゥアルド・パオロッツィ(Eduardo Paolozzi)」の作品「General Dynamic F.U.N」
50点の肖像画のうち、30点が飾られていました。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)」の作品「Stedelijk Museum Poster」。
1967年にアムステルダム市立美術館がヨーロッパでは最初の「ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)」の回顧展を開催した際に作られた告知用のポスターだそうです。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「ジャネット・フィッシュ(Janet FISH)」の作品「Glass garden, March」
水の入ったグラスの透明感と水やテーブル(?)に反射したものたち、、描くとなると気が遠くなりそうです。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「ジェラルド・ラング(Gerald Laing)」の作品「Francine」「Sandra」「Stacy」。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)」の作品「The second marriage」1963年

デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)
Web:http://www.hockney.com/


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)



ダリの「砂漠の三部作:ミラージュ」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
青色がとても美しくて印象的でした。
「サルバドール・ダリ」の作品「砂漠の三部作:ミラージュ(Trilogy of the Desert : Mirage)」
こちらの作品は、購入にあたり、市民の募金も募ったそうです。

化粧品会社「シュルトン社(Shulton Company)」が、女性のための新しい香りであるデザートフラワーの発売を祝うために3枚の絵画の作成を「サルバドール・ダリ」に依頼し、描かれた作品です。
1946年10月に新しい香水が発表されたときに、この作品を含めた、砂漠の三部作の絵画が展示されたそうです。

「シュルトン社(Shulton Company)」は、1934年にWilliam Lightfoot Schultによって設立、現在でも販売されているアメリカ製のアフターシェーブ・ローションの代表格「オールド・スパイス(Old Spice)」の販売会社だったそうですが、1990年にP&Gに買収されています。


マン・レイの赤いアイロン

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
アメリカの前衛的な芸術家「マン・レイ(Man Ray)」の作品「赤いアイロン=Fer rouge(Red-hot iron) 」
「マン・レイ(Man Ray)」=写真家だと勝手に思い込んでいました。
実際は、画家、彫刻家、写真家という多才な芸術家です。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
デザイナー「エーリッヒ・ディークマン(Erich Dieckmann)」の作品。



ピカソの「泣く女(Weeping Woman)」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「ピカソ(Pablo Picasso)」の「泣く女(Weeping Woman)」1937年
この悲嘆にくれる女性の表情を冷徹に描き出したこの絵は、壁画 ゲルニカ の左端にいる、死んだ子を胸に抱きかかえて降り注ぐ爆弾の中を泣き叫びながら逃げ惑う女性をモチーフにしています。

写真は撮っていませんが、ロンドンにある発電所跡を利用した現代美術館「テート・モダン(TATE MODERN)」にも「ピカソ(Pablo Picasso)」の「泣く女(Weeping Woman)」があります。

テート・モダン(TATE MODERN)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「モディリアーニ(Amedeo Clemente Modigliani)」の作品。
「画家マヌエル・ハンバートの肖像(Portrait of the painter Manuel Humbert )1916
年。



4-5.INTERNATIONAL COLLECTION 19TH-20TH C

下にも別の女性が描かれているドガの作品

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
一番左は「エドガー・ドガ(Edgar Degas)」の作品「Portrait of a woman」。

この作品は、元々、キャンバスを上下逆さにして、絵の下に別の女性(19世紀のフランス画家たちのお気に入りのモデルだったエマ・ドビニーと言われています)が描かれているそうで、月日の経過とともに、上の女性の顔に浮かび上がってきたとか。
上に描かれた女性は、氏名不詳なのに対して、消されたはずの下の女性の方が、名前がわかっているなんて。。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「クロード・モネ(Claude Monet)」の作品「ヴェトゥイユ(Vétheuil)」
「ヴェトゥイユ(Vétheuil)」はパリの北西に位置するセーヌ河に面した小さな町で、モネが1878年から1881年にかけて住んだことで知られているそうです。

同じ題名「ヴェトゥイユ(Vétheuil)」は、国立西洋美術館にも作品があります。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
こちらもモネの作品「トルタの荒波(Rough weather at Étretat)」


4-6.BRITISH & EUROPEAN COLLECTION 19TH C

バカラ制作の「ニコライ2世の大燭台(Tsar, candelabrum)」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「バカラ(Baccarat )」制作の「ニコライ2世の大燭台(Tsar, candelabrum)」
デザインは1903年、制作は1911年だそうです。

1888年からバカラの照明器具に電気が導入され、新技術を利用するように設計されたモデルが使用されました。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
この皇帝モデルは、ロシアの皇帝ニコライ2世が1896年にパリを訪問し、サンクト・ペテルブルクの宮殿のために注文した大燭台にちなんで命名されています。

当時12基注文されましたが、10基を納めたところで第一次世界大戦とロシア革命が起こり、2基は納品されずパリに残ったそうです。

1925年にパリで購入されたこの一組の燭台は、
かつてWalter Burley Griffinによって設計された
メルボルンの「キャピトル劇場(Capitol Theatre)」の講堂の横にあったそうです。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「ジョン・ラヴェリー(John Lavery)」の作品「In Morocco」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「アルヴァロ・ゲバラ(Álvaro Guevara)」の作品「Mrs Fairbairn(Nancy Cunard)」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「エドウィン・ロング(Edwin Long)」の作品「Queen Esther」1878年


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
絵の前に立つと、じっと見つめられている感じがして、目が離せなくなります。



4-7.赤い壁が印象的な「John Schaeffer Gallery」

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ここは、赤い壁に所狭しと、絵画が飾られています。
中央は彫刻家「ジェームス・ハーバード・トーマス(James Havard Thomas)」の作品「Thyrsis」。
古代ギリシャの羊飼い「Thyrsis」は、1866年の「マシュー・アーノルド(Matthew Arnold)」の詩集に因んでいます。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
右上は「チャールズ・ウェスト・コープ(Charles West Cope)」の作品「The Pilgrim fathers - Departure of a Puritan family for New England」
左下は「ヴァーツラフ・ブロジーク(Václav Brožík)」の作品「The defenestration」。
「30年戦争」の引き金となったチェコでの出来事を描いているそうです。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)」の作品「考える人(The Thinker)」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「アントワーヌ・ルイ・バリー(Antoine-Louis Barye)」の作品「Tiger Surprising an Antelope」
カモシカを驚かせる虎。。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
右は「ウォーラー・ヒュー・ペイトン(Waller H. Paton)」の作品「Entrance to Glen Etive, from near King's House」。
左の彫刻は、イギリスのビクトリア時代を代表する彫刻家「マーシャル・ウッド(Marshall Wood)」の作品「Musidora」


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「J. M. W. TURNER(ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー)」の作品「FALLS OF SCHAFFHAUSEN(VAL D’AOSTA)」。



5.期間限定「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」の個展

ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
こちらはイギリスの現代美術を代表するアーティスト「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」の作品展。
時間が許す限り、じっと見ていても飽きない作品たちです。

こちらの個展は、2018年11月9日(金)-2019年2月17日(日)の開催でした。

ジュリアン・オピー(Julian Opie)
Web:https://www.julianopie.com/

日本で「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」の作品は、東京国立近代美術館、国立国際美術館等にあるそうですが
先日、渋谷のGMOの会社の入る建物の横を通っている時、みることができました。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「日本八景より真鶴半島の上の月(View of Moon over Manatsuru Peninsula)」2007年制作

2つの液晶モニターに映し出された「日本八景」の絵。
ただ風景が映し出されるのではなく、
想像よりちょっと派手な波の音がして、
川面に写った月や町の明かりが、ゆらゆらと動き
飛行機が画面を横切っていくのが、点滅している「位置灯(Naviagtion Lights)」でわかります。
浮世絵のコレクターとしても知られている「ジュリアン・オピー(Julian Opie)」ならではの作品でしょうか。

View of Moon over Manatsuru Peninsula
動く作品は、こちら
※音が出ますので、ご注意ください。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「日本八景より 国道百三十六号線から見る雨の松崎港(View of Matsuzaki Bay in the rain, from Route 136)」2007年制作

View of Matsuzaki Bay in the rain, from Route 136
動く作品は、こちら
※音が出ますので、ご注意ください。


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「Verity walking in overcoat. 2.」2011年制作
コートを着て歩いている女性。

Verity walking in overcoat. 2.
動く作品は、こちら


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
「Elena」2014年制作
目の動きで、感情がわかるような。。

Elena
動く作品は、こちら


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ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
眉も目も鼻も口も、そんなに違わないのに、
こんなに個性が表現できるのですね。

この後、とても綺麗な外観に惹かれ「セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)」に行ってみました。


【 Next 】セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)に続く

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2019年1月


ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)
Web: https://www.ngv.vic.gov.au/


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