自然とフィンランドの歴史が詰まった世界遺産の島「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」の散策 - ヘルシンキ旅行

October 13, 2015

スオメンリンナ島(Suomenlinna)
ヘルシンキ|スオメンリンナ島(Suomenlinna)

「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」は、 過去スウェーデンやロシアの国防に使用された島で、1991年に世界遺産となりました。
島に砦が建造されたのは、スウェーデン支配時代の1748年、1808年のフィンランド戦争後はロシアにより占領、1917年のフィンランド独立の翌年に、ようやくフィンランド領土となったそうです。
何の知識もなく、ふと思い立って当日行ってみたのですが、ゆったりとした自然とフィンランドの歴史が詰まっていて、想像以上に楽しめました。

Vappuでピクニック・タリンで世界遺産の旧市街散策シリーズ
今回は「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」 です。


スオメンリンナ島行き「水上バス」のチケット売り場



スオメンリンナ島(Suomenlinna)
マーケットスクエアのクルーズ埠頭 チケット売り場
「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」への行き方は季節によりますが、以下2通りあります(発着所は、それぞれ全く違いますのでご注意!!)。
今回は「JTーLINE」という水上バスを利用して「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」を目指しました。所要時間は15分〜20分程度。
夏季のみ運行している水上バスですが「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」では、「Suomenlinna Centre」埠頭および「King’s Gate」の2ヶ所を利用できるので便利です。

スオメンリンナ島(Suomenlinna)への行き方
公共フェリー
水上バス JTーLINE ※夏季(5月〜9月)のみ運行 往復 7ユーロ(HSL チケットは利用できません)


水上バス|JT-LINEの船



スオメンリンナ島(Suomenlinna)
水上バス|JT-LINEの船
今日はちょっと曇っていて肌寒いですが、せっかくなので2階の外の席に座ってみました。
1階は暖かく、コーヒー等を飲むことができます。


水上バス JTーLINEのチケット
水上バス|JT-LINEの船のチケット

チケットの紛失に注意 乗船の際買ったチケットは、下船(帰りのヘルシンキ着)の前に回収されます。
失くさないようにしてください。


水上バス JTーLINEの船
水上バス|JT-LINEの船の船
船に乗り込むと目の前に「ヘルシンキ市庁舎(Helsingin kaupunki)」が見えます。
こちらの乗り場は、公共フェリーより便利な場所にあります。


水上バス JTーLINE
水上バス|JT-LINEの船の出港
出港後、カモメたちが船を追ってやって来ました。
ものすごく人懐っこいです。


水上バス JTーLINE
水上バス|JT-LINEの船
行先には島が複数みえます。


水上バス JTーLINE
水上バス|JT-LINEの船
ムーミンの世界にありそうな島です。


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
スオメンリンナ(Suomenlinna)島へ上陸前
海からスオメンリンナ(Suomenlinna)島を見ると
上陸前から、ここが他の島と違って砦に囲まれている島だと実感できます。


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
スオメンリンナ(Suomenlinna)島
白い橋「スシサーレン橋スオメンリンナ(Susisaaren silta Suomenlinna)」の右側に着岸、同じく右側のレンガの建物は「ビジター・センター・キー(Visitor Center's Quay)」です。


スシサーレン橋スオメンリンナ(Susisaaren silta Suomenlinna)
スシサーレン橋スオメンリンナ(Susisaaren silta Suomenlinna)
煙突がみえました。
奥の「Suomenlinna埠頭」には、現在も使用されている世界で最も古い「乾ドック」があります。
とりあえず、橋より右側に行ってみます。


「スオメンリンナ(Suomenlinna)」島へ上陸



水上バス「Suomenlinna Centre」埠頭
水上バス「Suomenlinna Centre」埠頭
右側に先ほどの白い橋があります。


スオメンリンナ島|ビジター・センター・キー(Visitor Center's Quay)



ビジター・センター・キー(Visitor Center's Quay)
ビジター・センター・キー(Visitor Center's Quay)
船から降りて右側にある建物です。
ここは1780年に建てられた要塞を利用した施設。
建物内には「スオメンリンナ博物館(Suomenlinnamuseo)」も併設されており、手前の壁にかけてあった写真が衝撃的なので見入ってしまいました。
同じくこの写真に見入っている女性と目が合ったので「綺麗ですね〜」というと「でも、寒すぎよ〜」と。
おしゃる通り、冬場は厳しい環境のようです。

ビジター・センター・キー(Visitor Center's Quay)
カフェやお土産屋、トイレがあり便利です。
こちらではツアーガイドの手配や、日本語版のガイドブック(リーフレット)をもらうことができます(PDFはこちら ※今回ほぼ青色の線のコースをたどりました)。

トイレ ここからは、殆ど屋外の散策です。
散策前に、ここのトイレを利用されることをお勧めします!!


「スオメンリンナ(Suomenlinna)島」の散策を開始!



スオメンリンナ(Suomenlinna)島
右の道
目の前を、お揃いの毛玉がたくさんついた大きめのセータを着た、自転車2人乗りの若いカップルが通り過ぎて行きました。
なんだか素朴な雰囲気が素敵でした。
そして、ここは世界遺産の島ですが
800 人の住人が、普通に生活している大切な生活の場でもあるんだと実感しました。


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
石畳の道と赤レンガの建物
テンションが上がる風景です。
暫くすると交差点に差し掛かるので、左に曲がりました。


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
スオメンリンナ(Suomenlinna)島
島内の道は、一部石で舗装されています。
よく見ると、道路は中央がわずかに盛り上がるように造られ、雨水が道路のいちばん高い部分から、両側の排水溝に流れるようになっていました。
ローマ時代の道のようです!!


スオメンリンナ島|スオメンリンナ教会(Suomenlinnan kirkko)



スオメンリンナ(Suomenlinna)島
スオメンリンナ教会(Suomenlinnan kirkko)
小高い丘にあるこの島のシンボル、1854年に要塞の建設とともに作られた教会です。
緑の尖塔が美しい教会ですが、支配国が変わるたびにカトリック→ロシア正教と変更され、今現在は福音ルーテル派の教会です。
鎖と柱は砲台をリメイクしたものとのこと。
また、空路や海路用の灯台としての役割も果たしています。


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
ロシア商人地区の木の家
こちらは「Café Vanille」というお店です。

Café Vanille
Facebook:こちら


スオメンリンナ島|ロシア時代の兵舎の建物



スオメンリンナ(Suomenlinna)島
ロシア時代の兵舎の建物
建物の真ん中をまっすぐ降りていきます。
このロシア時代の兵舎を改築したピンク色の建物には、インフォメーション・センターやトイレ、地元の方も利用されるというカフェ「ヴィアポリン・デリ&カフェ(Viaporin Deli&Cafe)」そして「スオメンリンナの醸造所(Suomenlinnan Panimo)」のレストランがあります。


スオメンリンナの醸造所(Suomenlinnan Panimo)
Web:http://www.panimo.com/


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
スオメンリンナ(Suomenlinna)島
まっすぐに進むと、目の前にはこんな感じの景色が


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
スオメンリンナ(Suomenlinna)島
右側はこんな感じの風景


スオメンリンナ(Suomenlinna)島
公共フェリー発着所(HSL)
左側にはフェリー発着所があります。
公共フェリーを利用すると、行きも帰りもこちらを利用するようです。
ここから歩いて、先程着岸した水上バス「Suomenlinna Centre」埠頭に戻り、島の南側を散策します。


スシサーレン橋スオメンリンナ(Susisaaren silta Suomenlinna)
スシサーレン橋スオメンリンナ(Susisaaren silta Suomenlinna)
今度は橋を渡って。。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)|レストラン・カフェ「Chapman」
橋を渡った右側には、レストラン・カフェがあります。
手間はポストです。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
先ほどの橋を左に行った先はこんな感じです。
写真右上の「ヒュヴェ要塞(Bastion Virtue)」には、グラスアーティスト用のアトリエや「茶室 徳有庵」という日本式の茶室があります(茶室利用には予約が必要)。
先の方に、潜水艦が見えてきました。

茶室 徳有庵
Web:http://www.urasenke.fi/tokuyuan.shtml

スオメンリンナ島|潜水艦ヴェシッコ号(Sukellusvene Vesikko)



スオメンリンナ島(Suomenlinna)
潜水艦ヴェシッコ号(Sukellusvene Vesikko)
1930年〜第2次世界大戦でフィンランド沿岸の警備に活躍した潜水艦を利用した博物館。
潜水艦は、1930年に造られたもの。

潜水艦ヴェシッコ号(Sukellusvene Vesikko
Web:http://www.vesikko.fi/


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
そしてまた来た道を、橋を渡った辺りまで戻ります。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
この後、右側の高台からは「乾ドック」が見下ろせます。
そして、左に行くと


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
コートヤードに続くトンネル


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
トンネルの途中の両側には、通路があります。
少し歩いてみましたが、こちらは薄暗くて、ちょっと怖い雰囲気です。


スオメンリンナ島|コートヤード



スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)|コートヤード
コートヤードは、1760年代から要塞の中央広場として使用。
中央には、要塞を設計した「アウグスティン・エーレンスヴァルド(Augustin Ehrensvärd)」のお墓があります。
この広場は1855年のクリミア戦争中、爆撃により大被害を受けたようです。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
アウグスティン・エーレンスヴァルド(Augustin Ehrensvärd)のお墓
コートヤードの中心にあります。
お墓がこんな広場の真ん中にあるのは、初めてみました。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
気が付くと、目の前に猫が。。
ここから暫くは、この猫に先導されて行きました。
たまに立ち止まっては、こうやって待っていてくれます。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
エーレンスヴァルド博物館(EhrenSvärd Museo)
先程のコートヤードの左側に、初代司令官「アウグスティン・エーレンスヴァルド(Augustin Ehrensvärd)」の官邸として1855年まで使用された建物があり、1930年からは博物館となっています。

エーレンスヴァルド博物館(EhrenSvärd Museo)
Web:こちら


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
広場の先に、大砲を発見。


スオメンリンナ島|カフェ・パイパー(Kahvila Piper)



スオメンリンナ島(Suomenlinna)
カフェ・パイパー(Kahvila Piper)
1928年に造られた建物の島名物のカフェ、本日は時間がなくて諦めました。
海が一望できるテラス席があるようです。

カフェ・パイパー(Kahvila Piper)
Facebook:こちら


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
素敵な家


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
こちらは木造で素敵です。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
Mortuis
このオベリスクは、「Elsi Borg」によって制作されたモニュメントです(1951年)。
1937年に起きた隣の島「バリア島(Vallisaari)」での大爆発による被害者12名を追悼して建てられました。
ここはPiiperi公園の東側、爆破で被害にあった方が埋葬されている場所です。
また、記念碑には1808、1855、1906、1917、1918、1937とフィンランドで紛争や災害のあった西暦が刻まれています。

バリア島(Vallisaari)
国防に使用され、2016年5月から一般公開される予定の島です。
※指定されたコースをたどるガイド付きのツアーになるとか。。

Web:http://www.luontoon.fi/vallisaari
Facebook:https://www.facebook.com/Vallisaari


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
今までみたことのない景色に、なんと表現していいのか悩みます。
とても静かです。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna
ここから先は、右に進みます。
右が「クスターンミエッカ地区(Kustaanmiekka)」です。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
クスターンミエッカ地区(Kustaanmiekka)の盛り土からの眺め
左側は、夏場はビーチとして利用されます。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
クスターンミエッカ地区(Kustaanmiekka)の盛り土と大砲
「クスターンミエッカ(Kustaanmiekka)」とは「グスタフの剣」という意味のようです。
こちらは、19世紀の終わりにロシア人が建設した稜堡式要塞です。
地図を見るとわかるのですが、大砲が西側を向いて(スウェーデンを狙って)います。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
他にも砲台があります。
中央奥に見えるのが、旗が掲げられ、砂州城壁上に大砲が並ぶ展望スポット「ザンダー城砦(Bationi Zander)」です。
※本日旗がないですが。。
その先のWalhallaには、レストラン等が3つあります。

Walhallaレストラン
・Sun Viewテラス &バー
Pizzeria Nikolai

スオメンリンナ島(Suomenlinna)
クスターンミエッカ地区(Kustaanmiekka)から海辺の眺め
ちょっと天候が悪くなってきたので先を急ぎました


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
島の中はたくさんトンネルがあるようで、閉所恐怖症気味の私は怖いので近寄らず。。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
稜堡式要塞部分を内側からみたところ


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
島の南側、こちらは東(ロシア側)に向かって大砲がならんでいます。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
大砲の横に、海に続く小道がありました。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
大砲を通り過ぎて海に出ると、海に突き出した要塞の輪郭がよく見えます。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
高い要塞の壁が、視界を塞ぐので、
この辺りはちょっとした巨大迷路のようです。


スオメンリンナ島|キングス・ゲート(King’s Gate Quay)



スオメンリンナ島(Suomenlinna)
キングス・ゲート(King’s Gate Quay)の内側
こちらは、要塞の式典用の門としてスウェーデン王国が1753〜54年に建設。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
スオメンリンナ島(Suomenlinna)
ゲートの向こう側には海が見えます。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
キングス・ゲート(King’s Gate Quay)
海側からみると堂々とした雰囲気があります。
すぐ近くに、水上バスの「King’s Gate」埠頭があります。


スオメンリンナ島(Suomenlinna)
水上バス|「King’s Gate」埠頭
帰りは、こちらの埠頭から水上バスに乗ることにしました。
水上バスなら「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」内に発着所が2ヶ所あるので便利です。
タイミングよく、水上バスがやってきました。


水上バス JT-LINEの船の船内
水上バス|JT-LINEの船の船内(1階)
帰りの水上バスは、暖かい1階の席に避難。。


King’s Gateと埠頭
King’s Gateと埠頭
ここで下船した地元の人は、自転車を抱えて降りて行きました。


スオメンリンナ島からヘルシンキの港に到着



マーケットスクエアのクルーズ埠頭
マーケットスクエアのクルーズ埠頭
ヘルシンキに到着。
「スオメンリンナ島(Suomenlinna)」の散策は、短時間ではありましたが、ヘルシンキの街中とはまた一味ちがう景色と体験ができ、想像以上に楽しめました。

この後、ヘルシンキ大聖堂の真ん前にあり、アラビア食器でラップランド料理を楽しめる「ラヴィントラ・サヴォッタ(Ravintola Savotta)」を訪れました。


【 Next 】ラヴィントラ・サヴォッタ(Ravintola Savotta)に続く

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2015年5月


スオメンリンナ(Suomenlinna)
Web:http://www.suomenlinna.fi/ja/
メモ:この時期はまだまだ寒いので防寒対策、雨対策をお忘れなく。

地図


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