歴史的建造物を活かしたショッピングセンター「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」 − メルボルン旅行

March 29, 2019

メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン|メルボルン・セントラル(Melbourne Central)

「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」は、元々メルボルン市の再開発構想に基づき建築家黒川紀章さんによってメタボリズムスタイルで設計、熊谷組によって約12億ドルをかけて建てられ、1991年に完成しました。

ここはオフィスビルや駅と直結した便利なショッピングセンターですが、それだけでなく、ショッピングセンターの中央に建つ1889年完成の歴史的建造物「クープス散弾製造塔(The Coop's Shot Tower)」を保護するために、大きな円錐形のアトリウムを配し、過去と現代が見事に融合した素敵な空間になっています。

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今回は「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」 です。

時代は日本がバブル景気の頃、熊谷組や大丸(完成当時のアンカーテナント)といった企業が、日本発の建築運動「メタボリズム」を代表する建築家黒川紀章さんの設計で海外に挑戦できた、そんな時代だったのかもしれませんね。

この上の写真で「ここ、見覚えある!」という人は、映画好きかジャッキー・チェン好きか?(サモ・ハン・キンポー?)の方でしょうね。
ここは全編オーストラリアロケで1997年公開、ジャッキー・チェン主演のアクション映画「ナイスガイ(Mr. Nice Guy)」のタイトルバック(映画の題名の背景)で使用されています。



メルボルン・セントラル(Melbourne Central)の外観

メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
残念ながら「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」は、1991年の完成後、建築事務所「アシュトン・ラグガット・マクドゥガル(Ashton Raggatt McDougall)」の設計によって2度改装されています。
ちなみに後ろの超高層オフィスタワーも、同施設のひとつです。

向かい(写真の左側)には、美しい閲覧室で有名な図書館「ビクトリア州立図書館(STATE LIBRARY OF VICTORIA)」があります。
図書館の正面の入り口なので、とても存在感があります。

ビクトリア州立図書館(STATE LIBRARY OF VICTORIA)


メルボルン・セントラル(Melbourne Central)とは

メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
実は「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」には、オープン当初から2002年まで、熊谷組の100%子会社(1986〜1991年に建設)と大丸が共同で経営し、6フロアを持つ「大丸オーストラリア(メルボルン店)」がありました。
現在は、オフィスビルや300以上の店舗が入っているそうです。


メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
案内図をみてみると
地下は駐車場や駅、上階にはホテル。
ボーリング場、フードコートもあるようです。



歴史的建造物「クープス散弾製造塔(The Coop's Shot Tower)」

メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
1889年に建てられた9階建ての歴史的建造物「クープス散弾製造塔(The Coop's Shot Tower)」を中心に、建築家黒川紀章さんの設計で覆われた世界最大級のガラス構造物「The Glass Cone」は見応えがあります。

「クープス散弾製造塔(The Coop's Shot Tower)」は高さ50mあり、これらを覆う円錐形の「The Glass Cone」は、20階建て、924枚のガラスでできているそうです。
ずっと見上げてしまいます。


メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
「散弾製造塔」とは、その名の通り、散弾を製造する場所です。
溶けた「鉛」を上部から落とすことにより、液状の「鉛」は表面張力によって小さな球状の粒へと変形、水を張った容器で受け止め散弾を製造します。
1961年まで現役で使われていたそうです。



「The Marionette Watch」

メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
円錐形のアトリウムの下は「Shot Tower Square」名付けられており、こんな素敵なからくり時計もあります。

もともとは、セイコーがデザインした時計。
1991年の「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」のオープンの際に「メルボルンの人々への贈り物」として贈られたそうです。
改装後は、元々あった懐中時計の鎖部分がなくなり、セイコーの文字も消されているのだとか。。大人の事情なのでしょうかね。


ここは「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」と「エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)」というショッピングセンター同士をつなぐブリッジ。
ここは周辺からの集積効果を高めるために、「メルボルン・セントラル(Melbourne Central)」のオープン当初から設置されているそうです。
メルボルンの強い日差しの中、大通りの「ロンズデール・ストリート(Lonsdale Street)」を横切る手間を、このブリッジが楽にしてくれます。



エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)

エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)
エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)
先程のブリッジを渡ると、ここもショッピングセンター。
ここ「エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)」には、無印良品やお土産にピッタリなメルボルン発祥の紅茶ブランド「ティー・ツー(T2)」の店舗があります。

エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)
Web:https://www.emporiummelbourne.com.au/


エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)
エンポリウム・メルボルン(Emporium Melbourne)

この後、ひと休みをするために、小さな路地にある居心地の良いカフェ「マンチェスター・プレス(Manchester Press)」に行ってみました。


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2019年1月


メルボルン・セントラル(Melbourne Central)
Web: https://www.melbournecentral.com.au/


地図


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